お客様インタビュー

売上もモチベーションもUP!毎日の楽しい仕入れと理想の売り場づくりを実現させた方法

株式会社大寿様

1981 年 10 月に創業した「株式会社 大寿(だいじゅ)」様は、神奈川県内でスーパーマーケット「大野屋」4 店舗などを運営されています。 以前は本社の MD 担当者(バイヤー)が商品を選定されていましたが、現在はみらいマルシェを活用し、各店の鮮魚チーフがそれぞれ自分たちのお客様に喜ばれそうな商品を選定されているそうです。

みらいマルシェの導入により、売上の増加に加えて、店舗スタッフのモチベーションにも変化があったという大寿様。本社 MD 担当の原さんと、大野屋元住吉店 鮮魚チーフの平林さんにお話を伺いました。

全国の鮮魚を 1 ケースから

大野屋元住吉店の鮮魚部門では元々、「鮮度」を何よりも重視し、次に「価格」や「各店舗に合ったもの」という観点をもって鮮魚の仕入れをされてきました。

しかし、本社 MD 担当の原さんが 4 店舗全ての鮮魚をまとめて選定されていたため、お客様のニーズを拾いきれなかったり、近隣市場の在庫数が少なく欲しい商品が手に入らなかったりと、課題を抱えていらっしゃったそうです。

そのような折りに知人の紹介で知ったのが、みらいマルシェ。「全国から鮮魚の提案を受けられ、1 ケース単位から購入できる」という点にメリットを感じて、各店の鮮魚チーフに相談。最初に手を挙げたのが 2 店舗で、その片方が元住吉店でした。

株式会社大寿様

本社 MD 担当 原さん:

MD 担当になる前は、何年も店舗に入っていました。その頃から、近隣市場の情報だけで商品を仕入れるのは、選択肢が少なくて売上をあげるのが難しいという課題を持っていたんです。

取引先(市場・仲卸)側でも、在庫数が少ない魚を提案すると、注文が重なったときにトラブルになるから提案しづらい…といった課題があるようでした。

みらいマルシェは全国たくさんの選択肢の中から、気に入った鮮魚だけを、しかも 1 ケースから買えるところがいいですね。

また、各店舗が直接商品を選定できるところもいい。大野屋には、駅近と郊外型のお店があり、お客様の層や来店曜日・時間帯に合わせて商品を然るべきタイミングで仕入れることが重要なんです。実際に、売上も伸びています。

売上も売り場のモチベーションも UP

みらいマルシェで実際に鮮魚を選定されている元住吉店 鮮魚チーフの平林さんは、売上だけでなく、ご自身をはじめとした店舗スタッフのモチベーションにも良い影響が出ていると仰います。 「どうやって売ろう」「いくらで売れるかな」と考えながら商品を選定することで、「こういう売り場にしたい」という店舗設計にまで想いが広がり、やりがいや楽しさを感じるようになったそうです。

また、「自分で仕入れた商品だ」と認識することで、売り切ることへの責任感が沸き、販売力も上がったそう。近隣の競合店と比べて鮮度の良い商品を利益も確保した上で、手頃な価格でおすすめできているという自信も、モチベーションに繋がっています。

株式会社大寿様

元住吉店 鮮魚チーフ 平林さん:

店舗の立場から、みらいマルシェの一番良いところを挙げるとすると、やはり「売り場に並べる商品を自分で選べること」です。自分で納得した商品・価格で販売できることは、売り切ろうという原動力になります。

以前は、お客様から「丸魚が少ないわね」などご指摘をうけることがあったのですが、そうしたご意見にも丁寧にお応えできるようになりました。

あと、トーク機能などで産地と直接やり取りをできるところも気に入っています。初めての仕入れは島根県の仲買さんだったのですが、すごく細かく仕事をしてくださって。例えば、宍道湖産のシジミを注文するときに、シジミの特徴や産地での食べ方まで教えてくれるんです。そこまでやってくれると、お客様に販売する私たちとしても勉強になるし、嬉しいですよね。

情報量が豊富で、産地と直接やりとりも可能

原さんと平林さん、お2人が口を揃えて仰ったのが、「みらいマルシェを活用したことで、仕入れ前後に得られる情報量が増えた」ということでした。

ほとんどのスーパーマーケットでは仕入れにあたって、魚種・規格・単価・必要数を記入した紙を FAX で送るのが基本です。みらいマルシェは魚種・企画・単価・在庫などの基本情報に加えて、商品の写真や説明、水揚げ日なども事前に見られるため、「アプリで鮮魚を発注する」という新しいチャレンジにも関わらず、抵抗感や不安はなかったそうです。

株式会社大寿様

また商品に問題やリクエストがあった際にも、「トーク機能」で産地と直接やり取りができるため、顔を合わせていなくても不便を感じないと仰います。

最初は導入を躊躇していた他の店舗も、元住吉店などの事例や、実際に仕入れた鮮魚を見て納得し、現在では全店舗で導入されているそうです。

産地と共に、お客様を喜ばせ続ける努力がしたい

株式会社大寿様

今後の展開としては、首都圏では珍しい鮮魚の充実化や、都道府県産直フェアのような企画も実現できたらと構想されているそうです。

現在も島根県松江、静岡県沼津、愛媛県八幡浜をはじめ全国から、各店のお客様が喜んでくださる商品を仕入れられていますが、産地の方と連携しておすすめの食べ方情報などを発信するなど、様々な打ち出し方をしていけるのではと、お2人とも笑顔で語ってくださいました。

平林さんは先日、島根県の仲買さんから「カメノテ」を提案されたそう。関東ではあまり見かけない商品で、見た目のインパクトに驚かれそうですが、レシピが付いていればチャレンジしてみたいお客様もいらっしゃいそうです。

「大野屋に来店されるお客さんに喜んでいただけるよう、みらいマルシェを使って、産地の皆さんと一緒に努力し続けていきたい」。そう語ってくださいました。

一覧に戻る